お金を稼ぐというと、すぐに働いて給料をもらう事に意識が行くと思います。
確かに、世の中のほとんどの方が労働して所得を得ていますから無理もないことです。
しかし、思考のチェンジをすると全く別の世界が見えてきます。
収入には、労働の対価としての収入と、労働の対価ではない収入があります。
今回は、この収入について掘り下げていきたいと思います。
労働対価の収入
労働対価の収入には二つの種類があります。
順番に見ていきましょう。
単発収入
給料が単発収入の代表例です。
この収入の特徴としては、自己のスキルによって多寡はあるものの、比較的簡単に手に入れやすい収入です。
但し、自分の時間をお金を等価交換したに過ぎず、本日の労働は将来の収入の担保になりません。
継続収入
年金をかけている人は、一定年齢になると年金を受け取ることができます。
この年金は、単発収入がある期間に一定の負担をしてきたからこそ、得られる収入です。
会社を興し、スタッフを雇い仕事を回すことも、継続収入になります。
また、家賃収入が得られる不動産を購入し、運用することは継続収入になります。
この収入の特徴は、現時点での努力、現時点での投資が将来のお金を生む。という点です。
非労働対価収入
不労所得とよく呼ばれています。
しかし、世の中で言われている不労所得とはそのほとんどが前述した労働収入の継続収入になります。
先に挙げた、継続収入も不労所得と呼ばれることがありますが、例えば不動産投資などは、自分の時間を使い投資物件を探し、売主と交渉し、資金調達をし、、、、という意味では完全な非労働収入とはいえません。
本を執筆して印税を受け取るのも、本を書くという労働が伴います。
本当の意味での非労働収入とは、例えば親から相続した株などの財産から得られる配当など、自分の努力にかかわらず得られる収入になります。
従って運に左右されるところで、自分の努力と比例しません。
今の時間をどう使うのか?
本当の意味での非労働対価収入は運によることが多く、誰にでも実現できるわけではありません。
というよりも、裕福な家庭に生まれなかったというだけで、ほぼ絶望的です。
従って、労働所得の中で、単発収入と継続収入の割合を変えていく努力がもっとも効率の良い稼ぎ方です。
継続収入は、基本的に「人の時間を使ってお金を稼ぐ方法」です。
「住まい」を第三者に提供して、家賃を支払っていただきます。
第三者は、労働した収入からあなたに一定金額を差し出すのですから、不動産投資は他人の時間を使ってお金を稼ぐという手法なのです。
お金には色があります。
1.自分で働かなければ入ってこないお金の色
2.自分がほぼ働かなくても入ってくるお金の色
3.自分がなにもしなくても入ってくるお金の色
3種類のお金の色があります。
1の色のお金を浪費することは、極力避けたい所ですが、国も企業も躍起になって、浪費を促しています。
思考が変われば、行動が変わります。
お金の色を意識してみてはいかがでしょうか?
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