ポンと100万円臨時収入が入ってきたら、あなたは何に使いますか?
パーッと旅行に行きますか?
それとも貯金しますか?
年末になると話題になるのが宝くじ。
宝くじの話題が出ると、3億円当たったらどうする?的な話題がでますよね。
今回は100万円なのですが本質的には同じです。
この回答で「あなたのお金力」が明確に分かります。
話のポイントは、100万円というお金を使った結果、得られる効果です。
例えば、パーッと旅行に行くというお金の使い方。
きっと楽しいと思います。
その結果、得られるのは「楽しかったという思い出」となります。
金銭的価値を考えると、100:0という事になります。
では、逆に「あの時、楽しかったねぇ~」を得る為に100万円使うことができるか?という視点で考えてみましょう。
きっと、その目的の為に100万円使わないと思います。
ではなぜ旅行に行くのか?
それは、「その旅行に行き楽しむこと」が目的だからです。
旅行に行くほとんどの人が「その一瞬の楽しさ」を得る為に旅行に行きます。
しかし、結果として得る事ができるのはあの時、楽しかったねぇ~」という思い出です。
そこに気が付くと、果たして100万円を旅行に使う事が正しいのか?という思考に至るのではないでしょうか?
誤解しないでいただきたいのは、旅行に行くのが悪いと言っている訳ではありません。
「行為と得られる結果」にフォーカスを当てて考えると違う景色が見えてきます。
この100万円。
100万円を運用して年利5%の利益を出すと税金を20%引いたとしても、18年で元金が2倍の200万円になります。
ということは、18年ごとに100万円の旅行に行くことができます。
何回でも。
先の例では1回使い切りで終わりの話でしたが、今回は何回も旅行に行くことができます。
この場合、100万円というお金を運用するという行為をした結果、何回も100万円の旅行に行くことができ、手に入れる思いでも1回ではなく複数回の思い出が手に入るという事になります。
いかがでしょうか?
お金に強くなるということは、「お金に対する考え方、捉え方」を強化するという事に他なりません。
思い出をお金の価値に換算することはなかなか困難ですが、「換算」という考え方はとても重要です。
例えば、先の運用ですが、これは100万円を使って18年間で100万円を儲ける行為になります。
5%で30年運用したままですと、324万円になります。
効果は100:324という事になります。
別のケースをお話ししましょう。
100万円消費者金融から借入しているとしましょう。
金利が14%の場合、毎月の返済は1.5万円になります。
完済するまで131回、約11年。
支払う利息は概算94万円になります。
もし100万円あるのなら、借金の返済をすれば94万円分の利息を支払わなくてすみますから、効果は100:94という事になります。
お金を貯める事が苦手な人に多く見られるのが、車を購入してしまうというパターン。
100万円のお金を使った結果得られる効果は0以下です。
何故なら、車は車両代の他に、維持管理費が発生するからです。
車の耐用年数は税法上6年です。
その間の、ガソリン、駐車場代、保険代、車検代、自動車税などを併せて6年分が150万円かかるのであれば、効果は100:△150という事になります。
繰り返すようですが、車を買わない方がいいという意味ではありません。
私自身、車を所有していますし。
「意識する」という部分が大切なのです。
100万円あったら何に使うか?という話の結論。
それはお金を使った結果、どのような効果を得られるのか?という点に尽きます。
100万円使って資格を取り、結果給料が3万円上がるのなら、年間36万10年で360万の効果を得ることができます。
投資の世界では「増えたお金だけを使え」という言葉があります。
消費、浪費は極力増えたお金で行う意識をするとお金が貯まってきます。
ほんの少しの意識改革すると、未来が変わります。