家計の支出の中で大きな支出と言えば、車ですね。
今回は車が家計に与えるダメージについて考えてみたいと思います。
例えばトヨタのヴェルファイアを買うとしましょうか。
お子様がいるご家庭に大人気のワンボックスカーです。
この車を購入した場合に、コストがいくらかかるか計算をしてみたいと思います。
この記事を書いている時点で、7人乗りタイプの車両本体価格は4,362,120円です。
では見積もりスタートです。
ボディーカラーは黒が基本で、ホワイトにすると+32,400円かかるそうです。
黒でいいですね。
次は、インテリアカラー。
標準はブラックの合成皮革。本革ですと+331,560円必要です。
標準でいいですね。
ナビは98,280円~MAX712,800円という高級ナビもあります。
日本人的発想ですと、一番安いのは避ける所で、下から三番目の240,300円とします。
次はオプション装備。
ツインムーンルーフが118,800円
3眼LEDヘッドランプが115,560円
応急用タイヤが10,800円
2眼LEDヘッドランプが77,760円
サイドバイザー30,240円
ドアハンドル6,480円
ナンバーフレーム3,240円
エアロボディー270,000円
他、たくさんありますね。
2眼LEDヘッドランプだけチョイス。
税金保険料225,980円
販売諸費用65,727円
リサイクル料金16,550円
合計4,988,437円のお買い物。
このお買い物をした結果。
自動車保険 年間152,720円(ソニー損保車両付)
自動車税 年間45,000円
駐車場 年間240,000円(月額2万円相当)
ガソリン代年間150,000円(燃費10kmとして計算年間10,000kmガソリン代150円/L)
合計587,720円のお金の支出が確定します。
車は税法上6年でタダになります。
つまり年間の車両コストは、4,988,437円÷6=831,406円となります。
3年後には車検もありますね。1回100,000円としましょうか。
6年間で200,000円です。
タイヤは6年間で3回取り換えるとしましょう。
1回80,000円で240,000円。
バッテリーは2回でいいでしょうか。
1回25,000円で6年間合計50,000円。
オイル交換は半年に1回5,000円。
6年合計60,000円。
細かいものを入れるときりがないのでこの辺にしておきましょう。
車検、タイヤ、バッテリー、オイルのコストは6年間で550,000円になります。
年間91,666円の計算です。
年間831,400円のコスト+管理コスト587,720円+消耗品91,666円の合計。
年間1,510,786円ものコストがかかる計算になります。
6年総額で9,064,716円です。
6年後に下取りがあるとは言え900万円もの投資になります。
500万の車を購入すると、900万の支出となるのです。
車両や駐車場、保険代によりコスト計算は大きく変わってきますが、いずれにしても車は家計に大きなダメージを与えるものだということが分かります。
誤解しないでいただきたいのは、だから車を買うのはやめましょう。ということではありません。
年間1,510,786円ものコストをかけて買う価値が本当にあるのかどうか?を考えることが大切だという事です。
本当に新車でなければだめなのか?
本当にそのサイズの車が必要なのか?
本当に車を購入することがベストな選択なのか?
ということです。
モノというのは最終的にゴミになります。
言い換えると最終的にゴミになるものに、私たちはお金を払っているという事になります。
せっかく苦労して働いて手にしたお金です。
大切に使いたいものですね。
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