いわゆるブラックリストですが、ブラックリストという正式なものはありません。
存在するのは、その人が過去にどこからいくらのお金を借りたのか?
そしてその返済がどうなされたのか?
結果、返済ができたのか、できなかったのか?
という事実を記録したものです。
信用情報といい、金融機関は与信を取る。という表現をします。
金融機関の審査担当者はその情報を見て、お金を貸すか貸さないかを判断するのです。
このブラックリスト。
大きく分けて、小さなブラックから大きなブラックまでがあるのをご存知でしょうか?
1,引落日に引き落とせなかったが直ぐ払った。
2,引落日に引き落とせなく、しばらくして返済した。
3,引落日に引き落とせなく、返済もできなくなり、一括返済を求められ払った。
4,一括返済を求められても払えなかった。
1,2の場合は、金融機関によって貸す貸さないが分かれます。
3,4の場合は、どこの金融機関でもまず貸しません。
一般的にブラックリストに載ったと呼ばれるのは、3,4です。
では1,2なら大丈夫なのか?
クレカの利用程度や、自動車メーカーの車ローンなら通るかもしれませんが、住宅ローンではアウトです。
金融機関の基本的思考として、「小さなお金を返さない人に大きなお金は返済できない」というものがあります。
私が言っているのではありません。念のため。
金融機関の思考です。
3,4の場合は完全にアウトです。
どこの金融機関でも貸さないでしょう。
理由は言うまでもなく、「お金を貸しても返済できない人」だからです。
繰り返すようですが、私でなく銀行が言っている事です。
さて、ブラックリストに載ってしまったらもう一生借りることができないのか?
核心の話をしましょう。
ブラックリストに載ってもお金を借りる事ができます。
但し!
一定期間は借りる事ができません。
3,4の場合は5年を過ぎればデーターの保管期間が終了すると書かれています。
実際は登録されるまでの時差と、保存期間終了から実際の登録情報が削除されるまでの時差がありますので、5~7年程度になります。
では1,2の場合は同でしょうか?
毎月の返済履歴は概ね2年程度残ります。
古いものから順に消えていきますので、例えば2019年1月の返済情報は2021年1月には消えているという事になります。
逆に言えば、24回分キッチリ払えば、少々の延滞履歴は消える事になるのです。
くどいようですが、1,2の場合です。
3,4の場合は24回真面目に返済してもダメです。